私の瞳に映るのは
すぐそこにある色は、輝くような青空のような色だった。
空が雲一つなく澄み渡っている時と同じものだ。
その色は時折、一瞬だけ隠れてしまうものの、その時以外はトキヤに向けられている。
トキヤもそれを飽きることなく見つめていた。
この色を見るたびにトキヤはずっとそれを見ていたくなる。
その色も、そんなトキヤに応えるようにずっと向けられるから尚更だ。
しかし、青空の真横には夕焼けの色が流れていた。
それに、その色の持ち主は青空に似つかわしいとはあまり言えない。
そんな事を、トキヤはレンの瞳を見つめながら思っていた。
「……イッチー、気は済んだ?」
レンが青空のような瞳を細めて微笑む。
「……眠たいなら寝てください」
本当はまだ見ていたいのだが、トキヤはそう言った。
レンがトキヤを抱き寄せる。
「そんなに熱く見つめられて眠れるとでも思うの?」
「さあ」
「で、何考えてたんだ?」
「あなたは青空のような性格をしていないくせに、何故そんな目なのかと思って」
レンがトキヤの額を軽く叩く。
けれど、痛くも何ともない。
「もういいから眠ろう」
「……そうですね、おやすみなさい」
「おやすみ」
彼が唇を寄せてくるのを見つめながら、彼もまたトキヤを見つめながらキスをして、トキヤは瞼を閉じた。
それでも、瞼の裏に鮮やかな青色が映る。
その色をいつまでも見ていられればいいのにと思いながら眠りに就いた。
タイトルはBELIEVE☆MY VOICEより
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